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万年筆の一本にしてもジーンズの一本にしても、あるいは時計や財布にしても、男なら「こだわりの一品」があるものです。 男もある程度の年齢になったら、仕事でもこだわりをもってしなければ、大きな責任を果たすことはできないし、自分の持ち物でも、何かこだわりの一品、たとえば時計、指輪、靴、メガネなど、優れたモノを持つものです。 でも、実際には、「こだわり」を意識している男性は、そんなに多くはありません。それが男の器量や将来性に関係するなどとは決して思っていないでしょう。 むしろ、こだわりのない生き方のほうが、柔軟性もあって、人から気むずかしいといわれることもないでしょう。泥臭い雰囲気はなく、スマートで、オシャレに振る舞えて、格好いいと思っているかもしれません。 でも、こだわりのない人と話していると、内容がなく薄っぺらい感じがして、その人から人間の深みといったオーラがまったく出ていないし、人間としての面白みにも欠けています。 それよりも、自分の人生観や哲学などは何も持ち合わせてなく、生きる目的すら、本人が自覚していないことだってあります。 近ごろは、ユニクロなどの安い商品などが出回り、実用性があればそれでいいと思っている人もいますが、本当の価値を知ってこだわる男は、高級ブランドであるヴィトンの財布とかバッグ、あるいはロレックスの高級時計などを持ち、密かに生活を楽しむ術を知っています。 こだわる男は、モノに執着するというのではなく、モノの価値や値打ちを知っているのです。たとえば、時計やメガネにこだわる人は、人間が何十年も伝統と技を磨き丹精込めて作られてきたことを知っており、その値打ちも理解しているのです。 ですが、こだわりのない人間は、お金の使い方を知らず、「贅沢は敵だ」ぐらいにしか考えていません。つまり、心とお金に余裕がないのです。 世の中で成功している人は、必ず何らかのこだわりを持っています。 モノじゃなく、食べる店にしても、必ず、行きつけの高級レストランなどを用意しているものです。 こういう場所へ行って、マスターと人生を語らうのもよく、あるいは、となりに座った紳士と語らうのもよく、それなりの人生哲学が学べるものです。 高級な店には、器も技量が大きい人がやってくるし、きちんとしたスーツを着こなしている男と自然と会話するようになり、男の価値を引き上げてもらえるのです。 |
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