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そして、地面の上に出でいる大木が、毎年襲ってくる台風にも耐えて、倒れずに生きながらえるのも、目には見えないけれど、どれだけしっかりした根をはっているかに関わっているのです。見せかけの大木は、いくら立派に見えようとも、根が腐っていれば簡単に倒木してしまうものです。 これは、そのまま男と女の社会での役割に通じるものであり、男性が社会でしっかり活躍できるのも、女性が家でドンと構えて、男性を支えているからなのです。 男は、本能的にそれをしっているため、ドンと構えたような女性に弱く、つい甘えてみたくなるのです。 女性がドンと構えて、男性を甘えさせるというのは、別に女性が男性を養うという意味ではありません。もともと男は自分から女性をリードしたいという生き物ですが、それは形だけのことで、心の底では、女性の包容力ややさしさに安らぎを求めているのです。 ですから、男は女性のドンと構えたやさしさや包容力に触れると、男としての活力が満ち満ちてきて、「また明日も仕事に頑張るぞ」という気持ちになるのです。これは理屈ではありません。 女性の体を見てもわかるように柔軟性があってしなやかで、なんでも受け流して折れないようにできており、社会の荒波を穏やかに受け止めていく力を持っているのです。 そういう特別なものが女性の陰としての本質には秘められているのです。 そういう女性は、彼が待ち合わせに少しぐらい遅れてきても、理性を忘れたように暴言を吐いて文句を言うようなことはなく、穏やかに「遅かったのね、疲れたでしょ」と優しいひと言をかけるのです。 何と頼もしくて魅力的ではありませんか。 あなたが、今誰かとおつき合いをしているなら、何があってもドンと構え、彼のやることや言うことに、一つひとつ口を挟まず、大きな包容力で見守ってあげるのがよいのです。 男と女の素敵な恋愛をするためには、女性が男性を上手に甘えさせて、図に乗らせてあげるくらいがちょうどいいのです。 それだけで、仕事や遊びで就かれきった彼は、あなたの優しさに触れて元気になりたいために、伝書鳩のようにあなたの元に帰って来るでしょう。 |
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