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つまり、素直で、打算的でなく、女らしく上品で、男の値打ちを知って敬愛している女性なのです。 そういう女性は、あまり多くを語りません。ときどき口にしても、控え目でポツンポツンと話す女性には、どこか上品で奥深いものを感じます。もっと話を聞きたいと思うのは、その女性の見えない部分、隠された部分を知りたいからです。 反対に、話を聞きたくないと思わせる女性は、何かにつけ、でしゃばって自己主張だけが強く、自分のことだけしゃべったら人の話は聞かないのです。 こういう自己主張の強い女性は、最初の話を1分間聞いただけで、その女性の全貌が見えてしまうのです。あるいは、1時間も会話していると、その人の歩んだ人生がすべて見えてしまうような女性も、男にとってはつまらない女性なのです。 上品で寡黙な女性というのは、今までどんな男性とつき合ってきたのか、どういう恋愛経験をしてきたのか、家ではどんな生活をしているのだろうか。 一つひとつの謎が推理小説のように解き明かされていくほうが、興味も尽きないし、なにより面白いでしょう。 自己顕示欲の強い女性の話は、これでもか、これでもか、と自己中心的な話だけになって、だれでもその場から逃げ出したくなります。 上品で慎ましやかな女性の話は、自己主張するでもなく、計算された話をするでもなく、自然体で表現ができているので、さらに魅力を加えてしまいます。 多くを語らなくても、自分を磨いている女性は、輝いているのです。だから余計に話を聞きたくなってしまうのです。 おしゃべり好きな人が悪いと言っているのではないですが、おしゃべりする人は周囲の気持ちを察することができず、相手の話を聞くより、ついつい自分の話を次から次へとしてしまうから、魅力が下がってしまうのです。 話し上手は、自分のことをうまく話せる人だと思っているかもしれませんが、本当の話し上手は聞き上手な人なのです。 人間はもともと自分のことを話すことで満足し、他人の話を聞くのは苦手なのです。それだけに他人の話を聞けるというのは、教養と奥ゆかしさがないとできないのです。 カルチャー教室を見れば分かるように、話し方教室はあっても、聞き方教室はありません。つまり、誰だって人の話は聞きたくないし、苦痛なのです。 男は、自己中心的でなく、自己主張もなく、控え目で、そのうえポジティブで輝いている女性に出会ったら、もっと話を聞いてみたいと思うのです。 ![]() |
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